自動車整備人材確保のための職場つくりセミナー
関東運輸局自動車技術安全部(部長 森内 孝信)は11月27日、プラザノース(さいたま市北区宮原町)において、自動車整備人材の確保・定着に向けた職場づくりセミナーを開催した。
冒頭、関東運輸局自動車技術安全部 團村 聡次長が挨拶に立ち、日頃の協力に対する謝意を述べたうえで、「先進技術を搭載した自動車が急速に普及する中、高度な知識と技能を持った整備士がこれまで以上に不可欠になっている。」と現状を説明、さらに、整備士の人材不足の深刻さに触れ、「有効求人倍率は全国平均で5.09倍、埼玉県では7.54倍と関東管内で最も高い数値となっている。」と具体的な状況を示し、若年層のニーズ把握や離職の背景理解など、職場環境の改善が必要であると指摘した。最後に、本セミナーが今後の人材確保・定着の取組を進めるうえで有意義な機会となるよう期待を示し、挨拶を締めくくった。
本セミナーは、自動車整備人材確保施策の一環として、各都県の自動車整備振興会等で構成する自動車整備人材確保・育成連絡会と連携して実施したもの。当日は、国土交通省「自動車整備の高度化に対応する人材確保に係る検討WG」委員である株式会社インディードリクルートパートナーズ上席主任研究員の宇佐川 邦子氏が講師を務め、「自動車整備士の確保と定着、外国人材採用・受入の最初の一歩として」について講演が行われた(講演内容の詳細は非公開)。
会場には自動車整備事業の経営者が参加し、人材確保への関心の高さがうかがえた。
関東運輸局では、今後も関係団体と協力し、自動車整備人材の確保・育成に向けた取組を継続していくとしている。
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