関東地区バス保安対策協議会 第74回委員総会
関東地区バス保安対策協議会(議長 阿部 末広:関東バス株式会社 代表取締役社長 写真上段)は10月10日、交通会館において「第74回関東地区バス保安対策協議会委員総会」を開催し、関東圏の主要バス事業者や関係機関・団体から、バス事業が直面する喫緊の課題とそれに対する最新の研究・取り組みに関する発表が行われました。
本総会は、特に、深刻化する乗務員不足への対応、環境負荷低減に向けた車両のEV化、そして未来の移動を担う自動運転の実現に向けた具体的成果が共有され、参加者の注目を集めました。
主な研究発表の内容は以下の通りです。
発表者 東急バス(株)
テーマ 「ダイバーシティ推進に向けた外国人バス運転士受入について」
発表概要 深刻な乗務員不足解消に向けた外国人材活用の取り組みと、受け入れ体制の整備、教育に関する課題と成果を報告。多文化共生社会に対応した持続可能な運行体制構築の可能性を示した。
その他に国際興業㈱、茨城交通㈱からの発表もありました(関東運輸広報10月16日号に掲載予定)。
今回の総会では、労働力不足や環境問題、技術革新といった多岐にわたる課題に対し、運輸業界全体で知見を共有し、対策を講じることの重要性が再認識されました。各社の先進的な取り組みは、今後のバス事業の持続可能性と安全確保に向けた羅針盤となることが期待されます。
なお、来賓には関東運輸局自動車技術安全部 森内 孝信部長、同 團村 聡次長、その他各運輸支局長ら多数の出席がありました。
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