関東運輸局 矢板TSで大型車の車輪脱落防止街頭点検を実施
冬季キャンペーンに合わせ、トルクレンチによるナット緩み確認や啓発活動を展開
関東運輸局自動車技術安全部(部長 團村 聡)は10月6日、栃木県矢板市の「矢板トラックステーション」において、大型車の車輪脱落事故防止に向けた街頭点検を実施した。(公社)全日本トラック協会や(一社)栃木県自動車整備振興会などの協力のもと行われたもので、利用中のトラックドライバーに対し、日常点検やタイヤ交換後の増し締めなどの重要性を強く呼びかけた。
大型車の車輪脱落事故は、例年冬用タイヤへの交換後1ヶ月以内に集中して発生する傾向がある。これを受け同局では、10月から翌年2月までの5ヶ月間を「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」期間と定め、啓発活動を強化している。
点検の開始にあたり、栃木運輸支局 新田淳首席陸運技術専門官があいさつに立ち、日頃の国土交通行政への理解と協力に対する感謝を述べた上で、「大型車の車輪脱落事故が発生すると、歩行者や他の交通利用者を巻き込む重大事故につながる恐れがある。特にこれから冬用タイヤへの交換時期を迎える中、適切な点検整備や増し締めの重要性を広く周知していただきたい。本日の活動を通じて運転者の皆様に日頃の点検や適切な整備についてしっかりとお伝えいただきたい。」と強調し、事故防止に向けた取り組みの徹底を訴えた。
当日の点検現場では、施設を利用する大型トラックのドライバーに声をかけ、事故防止に向けた啓発チラシを配布。タイヤ交換時の注意点として、ボルトやナットの清掃・点検・給脂、適切なトルク管理、走行後の「増し締め」など保守管理の徹底を周知した。
さらに、ドライバーの同意を得た車両に対しては、作業員がトルクレンチを使用し、ホイール・ナットに緩みがないかを直接確認した。事故が特に集中する「左後輪」を中心に点検を実施したほか、目視で確認できるボルトやナットのサビ・損傷の有無をチェックし、異常が認められる場合には早期の部品交換をはじめとする適切な整備管理をアドバイスした。
運行前点検の徹底や適切なトルク管理の推進など、ドライバーおよび事業者双方における保守管理意識の向上に向け、官民が連携した現場指導が行われた。
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