公共交通のバリフリ化を体感!山梨運輸支局が「バリアフリー教室」を開催

誰もが安心して利用できる公共交通へ バリアフリー理解の促進を図る



関東運輸局山梨運輸支局(支局長 茂木 明)は1月31日、甲府駅北口の「よっちゃばれ広場」で開催された「やまなし公共交通フェスティバル」において、一般来場者を対象とした「バリアフリー教室」を実施した。

本教室は、公共交通機関におけるバリアフリー化の現状への理解を深め、誰もが利用しやすい交通環境の醸成を目的としたもの。会場では、実際に路線バス車両を使用し、車いす利用者による乗降実技のデモンストレーションや、一般来場者への車いす操作体験などが提供された。

山梨運輸支局が主催・協力して実施している「バリアフリー教室」は、単なる知識の習得にとどまらない深い意義を持っています。

この教室は、高齢者や障害者、子どもなど、すべての人が安心して移動できる「心のバリアフリー」を社会に根づかせるための重要なステップです。

1. 「心のバリアフリー」の醸成

物理的な段差(ハード面)の解消も重要ですが、最も大きな意義は参加者の意識改革(ソフト面)にあります。

• 当事者意識の向上: 車椅子利用者や視覚障がい者の体験を通じて、「段差が数センチあるだけで進めない」「点字ブロックの上に荷物があると危険」といった日常に潜む困難を自分事として捉えられるようになります。

• 適切な介助方法の習得: 「何かお手伝いしましょうか?」という声掛けのタイミングや、具体的なサポート技術を学ぶことで、街中での自然な助け合いを促進します。

2. 山梨県の地域特性への対応

山梨県特有の交通インフラ事情に即した意義も含まれています。

• 公共交通機関の維持と利用促進: 山梨県は車社会ですが、通学する学生や高齢者にとってバスや鉄道は不可欠です。教室を通じて、誰もが公共交通を使いやすくする環境づくりを目指しています。

• 次世代への教育: 地域の小中学生を対象に実施することで、将来の地域社会を担う世代に共生社会の理念を浸透させています。

3. 産学官の連携強化

この教室は運輸支局だけでなく、自治体、交通事業者(バス・鉄道会社)、福祉団体などが協力して開催されます。

• 事業者のサービス向上: 交通事業者が直接参加することで、接客サービスの質の向上や、設備改善へのフィードバックに繋がります。

• ネットワークの構築: 地域の福祉関係者と行政・事業者が顔を合わせることで、地域全体のバリアフリー化を推進するコミュニティが形成されます。

山梨運輸支局 鈴村 一雄首席運輸企画専門官は、誰もが安心して移動できる社会の実現に向け、ハード面の整備に加え、周囲の理解や協力といったソフト面の重要性を強調、「自治体・物流・旅客業界が一体となって、地域交通の利便性向上と共生社会の構築に寄与していきたい。」と話しました。

関東運輸広報

昭和24年より発行する国土交通省 関東運輸局の広報誌

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