東京及び埼玉運輸支局 特別街頭検査を実施

関東運輸局東京運輸支局(支局長 織田 陽一)及び埼玉運輸支局(支局長 高久 浩一)は、自動車技術総合機構関東検査部、軽自動車検査協会、および警察と合同で、不正改造車排除に向けた特別街頭検査を11月15日から16日にかけて夜間に実施しました。この検査は、安全運行を脅かす不正改造車両の根絶を目的としています。

 東京会場(月島)検査車両台数12台(うち二輪車7台)整備命令書交付台数10台(内二輪6台)

埼玉会場(正丸駅)検査車両台数19台(全て四輪車)整備命令書交付台数14台(全て四輪)

検査車両31台中、約77%にあたる24台が保安基準に適合しない不正改造車であると判明し、その場で整備命令書が交付されました。埼玉会場については、19台全てが検査され、そのうち14台が整備命令を受けるという高い割合を示しました。

摘発された主な不正改造内容は以下の通りで、違法な灯火器に関する違反が群を抜いて多く、安全確保の観点から問題視されています。

1、違法な灯火器の取付け:41件

2、騒音基準を満たさないマフラーの取付け:13件

3、タイヤ又はホイール突出:9件

4、最低地上高不足:9件

整備命令書の交付を受けた自動車の使用者は、発令後15日以内に、指摘された不正な箇所を保安基準に適合させるための必要な整備を実施しなければなりません。整備完了後は、最寄りの運輸支局または自動車検査登録事務所で車両の確認を受けることが義務付けられています。この期間内に対応しない場合、罰則の対象となる可能性があります。

関東運輸局は、「今後も街頭検査の実施などを通じて不正改造車の排除に積極的に取り組み、安全運行の確保と公正な事業環境の維持に努める」としており、物流事業者に対しても法令遵守(コンプライアンス)の意識を一層高め、日頃からの車両点検・整備を徹底するよう求めています。

関東運輸広報

昭和24年より発行する国土交通省 関東運輸局の広報誌

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