埼ト協 視野障害対策セミナー
(一社)埼玉県トラック協会(会長 瀬山 豪)は4月25日、埼玉県トラック総合会館において、西葛西井上眼科病院 國松 志保副院長(写真上)を講師に招き、「トラックドライバー視野障害対策セミナー」を開催した。
本セミナーは、視野障害を有するドライバーが自身の疾患に気づかず運転をし、運転中に信号や標識を見落とすことにより重大事故を引き起こす可能性が高まることから、重大事故に繋がる視野障害の特徴や眼底検査の重要性についての理解。また、今年4月からの自動車事故報告書等の取扱要領一部改正の中で事業用自動車の交通事故による詳細な実態把握が求められるようになり、自動車事故報告書等の報告項目に事故前後の視野障害検査の状況が追加されることになったことなどを踏まえて開催された。
國松医師は「脳血管障害、脳梗塞でも視野障害は起こりますし自覚症状はありません。自身が気づかず運転をしている可能性もあると思います。運送事業者の皆様への要望としては何か不自然な状況だと思った時に、目が悪いんじゃないかとも認識してもらいたい。視野障害による小さな事故に対処することで、大きな事故が防げると考えています。末永く運転してほしいので、視野障害のスクリーニング、眼底検査などをしてほしい。」と訴えた。
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