関運局 交通分野における「ジェンダー主流化」の取組に関する座談会

関東運輸局(局長 藤田 礼子)は12月26日に各分野の女性代表らを集めて交通分野における「ジェンダー主流化」の取組に関する座談会を開催した。

開催にあたり藤田局長は「今日は陸上、海上、観光分野での皆様と他分野である航空分野の方にもご参加いただいております。そういう意味でも色んな側面で参考になるというのもお互いにあるのではと思っています。ジェンダー主流化に関しまして日頃より思っていらっしゃる事を、どうぞ積極的にご発言いただければ大変ありがたいと思っております。」とあいさつがあった。会は、参加各社におけるジェンダー主流化の取組事例などの発表後に意見交換があり、各分野における女性ならではの意見や質問があった。

小田急電鉄からは、車内で起きた危険な事例により女性の従業員の応募者が圧倒的に減ったので、安全性を高めるため車内防犯カメラの取り付けはもちろん、いざという時の連絡システムや扉の開閉などを利用者にも周知し、何かあっても会社は対応する事を利用者に認知してもらうのが今後の女性雇用に関して重要だとし、ANAあきんどからは客室乗務員への飲酒者の暴力行為が多くあり、男性の客室乗務員が必要ではとの話から、最近では男性も乗務しているなどの話があった。その他、女性ドライバーの休憩施設、トイレ問題や、女性でも似合う制服に変更しドライバーが増えたなどの好事例も挙げられ、藤田局長は「将来的にはジェンダー主流なんて言わなくていい社会になってくれたらいい」などと述べ会は閉会した。

座談会参加者

小田急電鉄㈱露木 香織取締役常務執行役員、日本中央バス㈱諸井 昌代代表取締役副社長、八洲自動車㈱永峯 豊子代表取締役社長、日本興運㈱原 玲子代表取締役社長、邦洋海運㈱内藤 陽子代表取締役社長、㈱富島八木 順子代表取締役会長、ツーリストインターナショナルアシスタンスサービス㈱内尾 智子代表取締役社長、ANAあきんど㈱菅谷 とも子取締役会長、㈱リクルートジョブスリサーチセンター宇佐川 邦子センター長


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