山バ協 令和6年度定時総会

一般社団法人山梨県バス協会(会長 雨宮 正英)は、6月21日、ベルクラシック甲府において令和6年度定時総会・表彰式を開催、議案の令和5年度事業報告及び決算報告、令和6年度事業計画案、収支予算案、安全輸送緊急決議案、理事の辞任に伴う後任理事候補者の推薦についてを審議し承認した。

雨宮会長は、「バス業界は燃料価格高騰、安全対策や旅客サービス対策、働き方改革に対する投資が経費として重くのしかかり、旅客事業も完全に回復したと言い難い状況が続いている。期待する一つにはインバウンド旅行客の増加があり、全国各地へ旅行客が分散する傾向にあるところに幾分かの期待をしている。昨年乗合バス、貸切バスともに運賃改定がされたことは業界にとって明るい兆し。」などとあいさつした。

令和5年度事業報告では、業務実績では運賃収入は貸切バス事業は対前年比141.6%、コロナ前の83.3%、乗合バス事業では対前年比134.9%、コロナ前の108.0%、高速バス事業では対前年比157.9%、コロナ前の87.6%と前年に対し大きく伸びたが、乗合バス事業を除いてコロナ禍前の収入実績には至らなかった。乗合バス事業は7月より運賃改定を行い、貸切バス事業では10月より9年ぶりに公示運賃・料金の見直しが行われた。路線の維持、運転者不足への対応、国と共に取組む環境問題への対策、関係機関への支援要望活動を進めてきたとの報告があった。

なお、来賓には、関東運輸局山梨運輸支局 和田 喜則支局長、同 服部 陽介首席運輸企画専門官ら多数の出席があった。


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