神バ協 神奈川県バス乗務員募集会社説明会


(一社)神奈川県バス協会(会長 野村 正人)は12月13日、ラジオ日本ラジアントホール(横浜市中区)において、バス乗務員募集会社説明会を開催した。本説明会は、深刻化するバス業界の人手不足解消を目的に開催されたもので、事前予約による来場者は約100名に上った。

当日は、午前中の時点でおよそ50名の来場者が訪れ、来場予約を行った求職者らが受付に並び、会場内では各社のブースがほぼ埋まるなど、早い時間帯からにぎわいを見せた。会場では中高年層や女性の参加者の姿も見受けられ、高校生の来場者も確認された。

説明会には、東都観光バス㈱、伊豆箱根バス㈱、東急バス㈱、川崎鶴見臨港バス㈱ほか15社が参加(順不同)。各ブースでは、仕事内容や勤務形態、研修制度などについて担当者が個別に説明を行い、説明を受けるために列を作って順番を待つ来場者の姿も見られた。

また、トークイベントでは、中日臨海バス㈱の現役バス乗務員である森 正樹氏から、バス乗務員としてのこれまでの経験や体験談があり、日々の業務については、「丁寧に運転することを意識している。」と話し、たくさんのお客様から声をかけられることが励みになっているとし、「見ている人は見ているんだなと感じる。」と仕事を続ける中での実感などが語られた。

神奈川県バス協会では、こうした説明会やトークイベントを通じて、バス業界の仕事を具体的に知ってもらう機会を提供するとともに、将来の担い手確保につなげていきたい考えであり、バス協会 関上 義明専務理事は「今後は、より若い世代にも積極的に参加してもらいたい。」と若年層への情報発信や接点づくりを一層進めていく方針を話した。

中日臨海バス㈱ 森 正樹氏

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