群馬運輸支局 令和7年度貸切バス事業者を対象とした事業者大会
関東運輸局群馬運輸支局(支局長 堀越 千秋)は7月3日、(一社)群馬県バス協会(会長 佐藤 俊也)協力のもと、群馬交通運輸会館において、令和7年度貸切バス事業者講習会を開催した。
会に先立ち堀越支局長は、最近、許可取り消し処分を受けた貨物事業者の点呼未実施などを例にあげ、「皆様は日頃から適切な点呼を実施していただいていると思いますが、今一度、法令遵守、適切な点呼をお願いしたい。点呼の未実施は安全安心を揺るがす行為となりますので改めてよろしくお願いします。」と呼びかけ、「全ての運送事業者に言えることですが、安全安心が第一です。本講習が今後の適切な事業運営の一助になれば。」などとあいさつした。
講習会前段は群馬運輸支局保安担当 小田島運輸企画専門官より、①事業用自動車による交通事故の発生状況 ②最近の事故事例 ③事業用自動車の安全対策の説明、後段は群馬運輸支局監査担当 若林運輸企画専門官より、①最近の監査及び行政処分情報 ②最近の関係法令の改正の説明があった。
小田島専門官からは、今年1月から5月までの県内の交通事故の発生状況として、「今年も交通事故による死者が17名でています。事故発生時間帯は午前1時からの2時間、午後4時からの3時間に集中しています。曜日別になると金曜日が統計上多くなっています。1番少ないのが日曜日となっています。貸切バスの事故類型としては追突が全体の3割と最多で、私なりに追突の原因を調べると、わき見運転が多くなっている。その他、携帯の操作、ナビの操作となり、少ないですが意識喪失などがありますので、事業所の指導で伝えていただけたら。」などと話があった。
堀越支局長は、「(本講習会参加を機に)貸切バスの事業者の方が事故や違反がなく、適切な事業運営、かつ安全運行ができること願っています。」と話した。
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