茨ト協 交通事故・労働災害防止大会

(一社)茨城県トラック協会(会長 小倉 邦義)は6月14日、つくば国際会議場において交通事故・労働災害防止大会を開催した。

冒頭、小倉会長は、「事業用貨物自動車が第一当事者となった交通事故件数も令和4年までは毎年減少傾向でしたけども、令和5年、6年と増加傾向になってしまいました。このように厳しい状況の中で、国は事業用自動車総合安全プラン2025を策定し、それを受けて全日本トラック協会ではトラック事業における総合安全プラン2025を、茨城県トラック協会も交通事故削減アクションプランを策定し、それぞれ本年、令和7年までの目標値を策定して進めているところです。しかし昨年の茨城県ナンバーの事業用トラックが第一当事者となった死亡事故数は、運輸支局から発表されている速報値で、一昨年より3件多い11件。目標は5件。まだまだほど遠い状況です。また一昨年は飲酒運転による事故は無かったのですが、去年は残念ながら1件ありました。茨城県トラック協会としても交通環境対策委員会を中心に交通事故対策を進めてきましたけど、さらなる対策を講じてまいりたい。」などと述べた。

閉会にあたり副会長で交通環境対策委員長を務める来栖 孝氏が安全宣言を朗読し会は閉会した。


安全宣言。

一、茨ト協の「交通事故削減アクションプラン」に掲げた目標を達成する。

・車両1万台あたりの交通事故死者、重傷者数を28人以下とする。

・飲酒運転の根絶を図る

一、従業員の体調管理の徹底を図り、健康に起因する事故の撲滅を図る。

一、荷役作業安全対策ガイドラインを活用し、荷主先での労働災害を撲滅する。

一、全事業者を挙げて交通事故・労働災害を撲滅する 

以上を一層強力に推進するとした。


なお、来賓には、関東運輸局 茨城運輸支局 勝家 省司支局長、茨城労働局労働基準部 江口 勇次部長、茨城県警察本部交通部交通総務課 平根 英一管理官ら多数の出席があった。


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