埼ト協 車輪脱落事故防止セミナー

（一社）埼玉県トラック協会（会長 瀬山 豪）は9月13日、9月25日と2日間にわたり、ブリヂストンタイヤソリューションジャパン㈱技術サービス本部関東技術サービス部の方を講師に招き、昨年に引き続き「車輪脱落事故防止セミナー」を埼玉県トラック総合教育センターにおいて開催した。

座学では車輪脱落事故の発生状況、車輪脱落事故が起きる原因、大型車の車輪脱落防止「令和5年度緊急対策」への対応などの講義があり、2022年度は大型車の車輪脱落事故が統計史上最多を更新するなど、年々増加傾向にあることから自社でタイヤ交換作業を行った場合、タイヤ交換作業管理表に沿って作業を実施し、その結果を記録することなどの話があった。

後段では実際にタイヤの脱着作業、ホイルナットのゆるみ、空気圧打音点検などが行われた。

ホイルナットのゆるみの点検では、適正な軸力が600ニュートンのホイルナットを100ニュートンにゆるめられたホイルを点検ハンマーで確認したが、ゆるみがわかりづらく、スタッフからは「見た目では絶対わかりませんので、ちゃんと軸力をかけるような措置を日頃から意識していただきたい。」と話があった。

上記2枚の写真は、壊れていたり、亀裂が入っているホイルナット。このようなナットが一つでもあれば事故に繋がるので、日頃からしっかり点検を！