神タ協 令和6年度定時総会
(一社)神奈川県タクシー協会(会長 伊藤 宏)は5月30日に横浜ベイホテル東急において令和6年度定時総会を開催し、令和5年度事業報告及び財務諸表についてと任期満了に伴う理事及び監事の選任についてを審議し両議案とも承認可決し、引き続き行われた理事会では、現会長の伊藤 宏氏が会長に再任された。
令和6年度事業計画では、タクシー事業者は自家用車活用事業の導入を可能な限り実施し、タクシーの供給力不足を埋めることが重要であり、これらの取組によりライドシェア新法なるものが不問となるよう努める必要があり、タクシー協会としても自家用車活用事業における様々な問題等に対し積極的に関与していくとともに、各委員会においては、そうした諸問題ついて連携しながら対応していくとし、重点施策に1、タクシーの公共交通機関としての使命の認識は当然ながら、利用者、行政機関、関係団体との協議会等から把握した利用者・地域ニーズに対応すべく、良質な各種輸送サービス提供について検討を行い、新たな需要創出に努める。2、タクシードライバーの確保を前提としつつ、自家用車活用事業を積極的に導入するとともに、タクシー乗り場等の利用者状況を踏まえ、勤務シフトの見直しや、休憩時間の分散化等により供給力不足の解消に努めていく。3、特定地域及び準特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化・活性化に関する特別措置法の適用にあたっては、業界として真摯に取り組み、適切な対応を図る。4、働き方改革関連法の施行に伴い、本年4月適用の時間外上限規制や、年次有給休暇の時季指定、月60時間超の時間外労働に係る割増など、タクシー事業の労働生産性の向上、人材の育成・確保、長時間労働の縮減等に向けた取り組みを推進していく。5、交通事故の削減を目指し交通安全に係る事故防止策について一層の充実を図るとともに、重大事故に直結する健康起因事故及びタクシー事故類型で多い出合い頭衝突事故の撲滅や、飲酒運転、覚せい剤・危険ドラッグ等薬物使用による運転、過労運転等法令違反の防止について法令順守の徹底を図る。以上の5項目を掲げた。
なお、来賓には関東運輸局 勝山 潔局長、同 自動車交通部 矢吹 尚子部長、(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会 川鍋 一朗会長、同 神谷 俊広理事長ら多数の出席があった。
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